札幌vs鳥栖の見どころ:必要なのは『1』ではなく『3』。カギは、いつ前に出るか
- FIy999 2024/08/15 03:01
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必要なのは『1』ではなく『3』。カギは、いつ前に出るか
リーグ戦が再開して3戦目となるこの明治安田J1第27節。大和ハウス プレミストドームでは現在勝点16で20位の札幌が勝点24で19位の鳥栖と対戦する。19位と20位の直接対決は今節唯一の金曜開催。前回対戦は4-0で鳥栖が勝利しているカードだ。
札幌は前節、ホームに福岡を迎えて2-2のドロー。序盤に自陣ペナルティーエリア内でのイージーなミスからPKを献上してしまい先制を許すと、その後は相手の堅い守備ブロックに手を焼く。しかし、60分に近藤 友喜が鋭い飛び出しから相手GKのファウルを誘ってPKを獲得。そのPKを鈴木 武蔵が決めて同点に。そのまま突入した後半アディショナルタイムに失点を喫し、一時は敗戦かと思われたが、終了間際に田中 克幸が素晴らしいミドルシュートを蹴り込んで再び同点とし、引き分けに持ち込んだ。
劇的な得点で引き分けに持ち込んだが、20位からの浮上を目指す中、ホームゲームでの引き分けは必ずしも全面的にポジティブな結果ではない。すでに26試合を終えた中で残留圏内との勝点差が『12』という状況を踏まえれば、今後はかなりのハイペースで勝点を獲得していく必要がある。
一方の鳥栖は前節、ホームで浦和と対戦して1-1の引き分け。横幅を広く使ってボールを動かしてくる浦和の多彩な攻撃を受けながらも、しっかりとバランスを保った守備で応戦。球際で強く戦い、前向きでボールを奪い切る場面が幾度もあるなど、粘り強い守備を発揮していた。スコアレスで迎えた73分に先制点を与えてしまったものの、その後も変わらず集中した戦いを見せ、終盤に相手の一瞬のスキを突いたマルセロ ヒアンがPKを獲得。それを自ら決めて同点とし、ドローで試合を終えた。
鳥栖としては重要な勝点1だった。3連敗を喫した中で監督交代が敢行され、浦和戦は木谷 公亮新監督が就任して最初の試合。勝ち切ることこそできなかったものの、PK獲得時に相手に退場者が出たこともあり、同点にしたあとに逆転のチャンスも作り出すことができていた。夏の移籍期間で複数の主力選手が移籍してしまったが、戦力ダウンを感じさせない戦いを演じていたように思う。
ともにJ2降格圏内にいるとあって、どちらも勝点3が絶対的に欲しい状況である。同時に、順位が近いチーム同士の直接対決となるだけに、相手に勝点3を与えることも絶対的に避けたい。そうしたことを考えると、できれば先制点を与えないように慎重に試合に入り、展開を見ながら得点を奪うべく前に出るタイミングをうかがう。そうした緊迫感のある展開になっていくことだろう。
ただし、過度に堅い試合にもならないように思う。札幌も鳥栖もグループでパスをつなぐ連動性を持っているため、ボールを動かしながら相手のスキを探る、ハイテンポな戦いになるはずだ。
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