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名古屋vs広島の見どころ:名古屋の注目は古巣戦に臨む2選手。パトリックは連発を継続するか

  • FIy999 2024/08/15 08:17
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夏の暑さがまったく衰えを感じさせない愛知県の豊田スタジアムで行われる明治安田J1第27節。12位の名古屋が3位の広島を迎え撃つ。


名古屋は前々節、アウェイで京都と対戦。2-0から後半にひっくり返され、打ちひしがれるほどショックな逆転負けを喫した。しかし、ホームに戻った前節・東京V戦は、序盤に奪った虎の子の1点を、GKランゲラックを中心とした守備陣が体を張って守り切り、勝利。シュートが3本とチャンスが少なく、完勝とまでは言えない内容だったが、メンタル的にはかなり回復した模様だ。今節もホーム戦であり、さらにクラブは夏恒例のイベント『鯱の大祭典』を開催中とあって負けるわけにはいかず、前節以上の強い覚悟を持って臨むことになる。


注目したい選手は2人。まずはFWのパトリック。古巣戦となる36歳は、直近3戦で4ゴールと絶好調。加えてその3試合すべてで先制ゴールを叩き出している。シュート総数はリーグワースト、得点数でも下から数えたほうが早い名古屋にとって、これは驚異的な結果と言える。


さらに広島との前回対戦(第12節/3○2)では、開始2分に相手のバックパスを奪って先制点を決めている。今季挙げた5ゴールのうち3ゴールは相手のビルドアップのミスを突く形から奪っており、いかに絶えずプレーに集中してスキを狙っているかが分かる。


そして、前節は浮き球のパスを胸で巧みにコントロールし、GKの股を抜くクオリティーの高いゴールを決めた。全盛期のようなパワフルさは落ちてきても、一瞬でゴールを奪う“技”に衰えは感じられない。「順位的には広島のほうが上にいますし、難しい試合になると思います。でも、彼らがどのようなチームなのかを僕たちは把握しています」と好調な背番号10に不安はない。


もう1人の注目選手は、こちらも古巣戦となる森島 司。前節は累積警告による出場停止で、今季初めてスタンドから観戦した。あらためてチームを俯瞰して見たことで改善点も分かったはず。シャドーもしくはボランチでの出場となるだろうが、森島がどう攻撃のタクトを振るのか。自分が輝きながらチームメートを生かす、センスあふれるパス捌きを注意して見てほしい。


アウェイに乗り込む広島は4連勝中。首位との勝点差も『4』に縮めている。上位直接対決となった前節・C大阪戦は序盤からきっ抗した戦いとなったものの、78分に井上 愛簾の落としを途中出場のトルガイ アルスランが左足でゴールに沈めて先制。さらに85分にはペナルティーエリア内で巧みにDFをかわして、トルガイ アルスランが追加点を奪った。


トルガイ アルスランは、今節の前日にあたる8月16日に34歳の誕生日を迎えるドイツ出身のベテラン。この夏に加入したばかりの新戦力として、タイトル奪取に向けたキーマンになっていくだろう。


当然のことだが、どのチームも来日してまだ2試合しか出場していない彼の分析を十分にはできていないはず。名古屋は前回対戦で広島に勝利をしているとはいえ、油断はできない。


また、両者は来月4日と8日に行われるJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝でも対戦する。今節はカップ戦に向けても極めて重要な試合となる。

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