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神戸vsG大阪の見どころ:堅守攻略を目指し合う。勝点1差の関西対決

  • FIy999 2024/08/15 10:30
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5位・神戸が、4位・G大阪をノエビアスタジアム神戸で迎え撃つ明治安田J1第27節。勝点差わずか『1』でせめぎ合う両者の一戦は、優勝争いのライバルを蹴落とす大チャンス。ファン・サポーターも必然的に熱くなる関西両雄の激突が、土曜の夜を沸騰させそうだ。


ここ数戦、勝星から遠ざかっていた昨季J1王者の神戸だが、前節は横浜FMを相手にその蓄積してきた地力を証明する価値ある勝利をつかみ取った。


前々節の川崎F戦で飯野 七聖とマテウス トゥーレルが退場。2人は出場停止となり、さらに山口 蛍や酒井 高徳ら主力勢をケガで欠く状態が続いており、出場する選手がどれだけ奮起できるかが大きく問われる一戦だった。


そこで活躍したのは、ケガから先発復帰した井出 遥也や、左ウイングで持ち味を発揮したジェアン パトリッキ。右SB広瀬 陸斗は素早いパス出しで攻撃のスイッチを入れ、井手口 陽介は圧巻の好守を連発。武藤 嘉紀は2つのゴールを決めてチームを勝利に導いている。


山川 哲史は「川崎F戦はイレギュラーも多かったし、チームとしても引きずらずに次やるしかないとマリノス戦に入ることができた。立ち上がりから集中して、90分通して自分たちのサッカーをしている時間が長かったし、先制はされたけどその後しっかり追いついて後半に逆転できたのは、良い戦い方ができたんじゃないかなと思う」と振り返る。前節の勝利で上位争いに食らいつき、その勝点差を圧縮させることに成功した。


今節は負傷欠場する選手に加え、扇原 貴宏が累積警告のため出場停止。代わって復帰のメドが立った選手をはじめ、8年半ぶりに復帰した森岡 亮太も全体練習に合流。プレーヤーの出入りこそあるが、全体感を醸し出しながら今節の勝利へ向けた調整を続行。吉田 孝行監督の下、現状のベストメンバーで臨むことになる。


一方、乗り込むG大阪もその牙を研ぎ澄ましている状況だ。


直近の戦績を振り返るとやや勢いを失っている感は否めないアウェイチーム。第22節・横浜FM戦、第23節・鳥栖戦に勝利して今季初の2位に浮上したのもつかの間、続く第24節・湘南戦を落とすと、FC東京、柏とはスコアレスドロー。3戦勝利から遠ざかり、順位も4位まで落とした。この3試合で奪った得点はゼロとやや苦しんでいる。


ただ、ここで見逃してはならないのは、今季G大阪を躍進させてきた最大の原動力だ。それはJ1でトップに立つ失点の少なさが説明する圧倒的な堅守。ここ5試合で喫した失点は湘南戦の1失点のみであり、その守備のオーガナイズにブレは見られない。前回、第19節で神戸を2-1で撃破した際にも、GK一森 純のスーパーセーブや中谷 進之介らの体を張った守備で最少失点に抑え込んでいる。その強みをベースに4試合ぶりの得点を挙げ、神戸から“シーズンダブル”を飾りたい。


山川やGK前川 黛也らを軸とする神戸の守備網も鉄壁であり、どちらが相手の堅守を打ち破る攻撃力を発揮できるかが勝敗の分かれ目になることは必定。目先のライバルに引導を渡す、譲れない“関西対決”の幕が開く。

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