長崎vs磐田の見どころ(JリーグYBCルヴァンカップ:2024年4月17日)

  • Jリーグデータ 2024/04/15 08:33
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連戦での人選は?下平監督は「多少」と口に

どちらも土曜日にリーグ戦を戦ってから中3日。長崎と磐田、普段はJ2とJ1という異なるカテゴリーを戦う両チームが、JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦で対戦する。舞台は長崎のホーム・トランスコスモススタジアム長崎だ。


長崎は1回戦で同じくJ2の愛媛と対戦し、延長戦の末に4-3で勝利して2回戦に進出。明治安田J2では第8節・山形戦を2-0、第9節・熊本戦を4-3、直近の第10節は徳島に6-1で大勝し、3連勝中。順位はJ1自動昇格圏内の2位と好調をキープする。また、リーグ戦ではエジガル ジュニオが6得点、フアンマ デルガドとマテウス ジェズスが5得点と、外国籍選手3名が得点を重ねている。週末のリーグ次節・横浜FC戦までも中3日とあって磐田戦では多少のメンバー変更が予想され、下平 隆宏監督も「多少のターンオーバーを考えている」と変更を示唆している。


下平監督は、大会を問わず結果を出した選手は積極的に起用する。実際に、愛媛との1回戦で2得点を挙げたマテウス ジェズスはその後スタメンに定着。磐田戦は活躍すれば序列を上げられるチャンスであり、選手たちの鼻息は荒い。


また、前後のリーグ戦と磐田戦の3試合はすべてホームで戦える。「(もし)アウェイだったらすごく調整が難しいところだった。ホーム3連戦となると少しやりやすくなります」(下平監督)と、移動がないことをポジティブに捉えている。


対する磐田は、この2回戦が大会初戦となる。直近のJ1第8節では名古屋と対戦し、0-1で惜敗。開始早々の失点後、前半のうちに相手に退場者が出るも、守りを固めた名古屋を最後まで崩し切れなかった。ただ、その前は第6節で新潟に2-0、第7節で京都に3-0と連勝しており、順位は13位。開幕5試合で4敗というスタートだったことを考えると、現在は比較的良い状況だと言えるだろう。


個人に目を向けると、ジャーメイン 良が7得点を挙げてJ1得点ランキングのトップに立つ。マテウス ペイショットも第7節で加入後初ゴールを含む2得点を挙げているように、前線の選手が好調をキープしている。また、最後方には元日本代表の川島 永嗣が君臨。41歳になってもなお好セーブを連発しており、相手からしてみればゴールを割るのは容易ではない。ただし、長崎戦から中2日で福岡とのリーグ次節が控えているため、大幅なターンオーバーも考えられる。


この試合のメンバー構成は難しい。直後に控えるリーグ戦のことを考える必要はあるが、勝利を収めれば流れはより良くなる。リーグ戦で好調のメンバーを起用して勝星を手繰り寄せたいが、チーム全体のマネジメントも考慮しなければならない。両指揮官がどのようなスタメン、またリーグ戦よりも多いベンチメンバー9人を選択するのかに注目したい。


勝者は5月22日に鳥取対浦和の勝者と対戦。長崎が下克上を起こすのか、磐田がカテゴリーの差を見せるのか。3回戦に進出するのは、果たしてどちらのクラブだろうか。


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