• Loading...
Loading...

北九州vs町田の見どころ(JリーグYBCルヴァンカップ:2024年4月17日)

  • やまと数学者 2024/04/16 02:13
  • 0

思い切った先発起用の可能性も。北九州はギラついた選手の活躍に期待

JリーグYBCルヴァンカップ初参戦となるチーム同士の対戦。北九州はクラブにとって“大会初戦”となった3月6日の1stラウンド1回戦でJ2の大分に1-0の勝利。スコアレスで突入した延長後半に乾 貴哉の左からのクロスにルーキーの渡邉 颯太がダイビングヘッドで合わせて決勝ゴールを奪い、今季公式戦初勝利、大会初勝利を挙げた。一方の町田はこのゲームがクラブにとっての“大会初戦”となる。


両チームともに公式戦連戦となるため、コンディションを重視したメンバー構成になりそうだ。特に北九州はハードスケジュール。4月6日の明治安田J3第8節・富山戦から、この一戦を挟んで4月21日の第3節・八戸戦までの5連戦を戦っている最中で、しかも4月14日の第10節・讃岐戦から中2日でこのゲームを迎える。肉体的に厳しい状況を考えると、ここまで主軸として戦ってきた選手たちの起用はケガの可能性もはらんでおり、かなり勇気が必要な決断となる。


町田戦におけるメンバーチョイスに関して北九州の増本 浩平監督は「まず心身両面で元気のある選手。そして、町田戦に出たい、勝ちたいという意欲を持つギラギラした選手を選ぶことになると思う」と話しており、ここまで出場機会に恵まれない選手の多くを思い切って先発起用する可能性がある。


一方の町田も直近のJ1第8節・神戸戦から中3日、そしてこの一戦のあと、再び中3日で第9節・FC東京戦を控える連戦。そんな状況の中、神戸戦を落として首位から陥落。FC東京戦の重要性が増しており、こちらもリーグ戦から大幅なメンバー変更で臨む可能性は高い。


つまり、この一戦はリーグ戦での出場に向けて大いにアピールしたい両チームの選手たちの意欲的なプレーが大きな見どころになるということ。


カテゴリーが2つ上の町田について、個のレベルの高さを認める増本監督は「おそらく町田さんは大幅にメンバーを替えてくるでしょう。そうなると、J1リーグで見せているインテンシティーの高いサッカーとは異なるサッカーをしてくる可能性もあるので、ゲームプランが非常に立てづらい一戦になる」と難しさを語る。そして、それゆえに、今季チームの戦いの重要なテーマである“相手の出方によって戦い方を変える”という、これまで積み上げてきたスキルをJ1チーム相手にどこまで発揮できるかが勝負の重要なポイントになると見ている。


町田にすれば下位カテゴリーのチームを相手に気を緩めないことが勝利の前提であり、チーム力の差を考えれば、それを十分に意識して試合に入ることさえできれば、勝利の可能性は高いとみることができる。あとはリーグ戦での出場機会獲得に向けた個人のアピールに意識を割き過ぎず、チームとしてうまくまとまって戦えるかも、大会初勝利を手にする条件と言えそうだ。


リーグ戦における過去の対戦はいずれもJ2での計8試合で、戦績は北九州の5勝2分1敗。最後の対戦は2021年8月22日の第26節で終盤の富山 貴光(現・大宮)と前川 大河(現・讃岐)のゴールで北九州が逆転勝利を収めている。


[ 文:島田 徹 ]

Loading...
Try leaving your comments

0comments

  • Hot
  • Time

No comments available