湘南vs神戸の見どころ(明治安田J1リーグ:2024年4月20日)

湘南vs神戸の見どころ(明治安田J1リーグ:2024年4月20日)

  • Jleague刑事 2024/04/19 02:58
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湘南は前節・横浜FM戦で、昨夏J3のYS横浜から加入した23歳・福田 翔生がJ1初ゴールを挙げ、2-2の引き分けに持ち込んだ。6戦勝ちなしではあるものの、連敗を『3』で食い止めた。


福田のゴールのきっかけとなるロングパスを送り、そこから前線に走り込んでアシストもマークした選手が、トップチーム昇格1年目の石井 久継だ。


「(今季初出場となった明治安田J1第6節・)東京V戦は時間も短く、自分の良さを出せずにチームも負けてしまい、手ごたえを感じられなかった。(第7節・)広島戦は少し長い時間出て、ドリブルやクロス、シュートといった持ち味を出せて、(退場者が出て)1人少ない中でもチャンスを作れたと思う。そこが大きかった」


手ごたえをつかんで臨んだ横浜FM戦は思い切りの良さがプレーに表れ、50メートルの超ロングシュートも放っている。


「今年自分が出てまだ勝てていなかったので、勝ちたいという気持ちもありました。何より点を取りたいし、点に関わりたいという気持ちが本当に強かったので、自然とああいうプレーが頭をよぎった」と大胆なプレーを試みた。


今節はJ1王者の神戸をホームに迎える。「酒井 高徳選手がSBにいたり、小さい頃テレビで見たような選手もいるので、果敢にチャレンジしていきたい」と18歳の石井はチャレンジャー精神をギラギラと燃やしている。


「自分がもっともっと攻撃で違いを作って点に絡めるようになったら、(チーム内の戦力の)底上げにもなるし、つられてもっともっとチームが良い方向に向かっていく」と話す石井のような選手が勢いを持ってプレーすることがチームを浮上させていく。


神戸は前節、国立競技場での町田戦に臨んだ。前々節・横浜FM戦で負傷交代したエース・大迫 勇也が欠場した中で、先制点を決めたのはプロ初先発を飾った大卒ルーキーの山内 翔だった。45分にゴール前の混戦から山内の下へボールがこぼれてくると、「周りの状況も見えていましたし、冷静にゴールに流し込むことができた」と迷うことなく右足を振り抜き、ネットを揺らした。試合は1-0のまま推移し、終盤には町田がリスクを冒して攻め立ててきたが、89分にCKから武藤 嘉紀の追加点が決まる。90+6分に失点を喫したが、昇格組を相手にJ1王者としての威厳を示すとともに、新世代の選手が台頭する試合にもなった。


神戸はその後、中3日で愛媛県の今治里山スタジアムで今治とJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦を行った。町田戦から先発を全員入れ替え、延長戦の末に勝ち切ってみせた。今節は中2日で、またもアウェイゲームになる。長距離移動を含むタフな連戦をどう締めくくるか。


ともに今節も若手選手がチームに勢いを与えられるか。その活躍に注目したい。

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