磐田vs町田の見どころ(明治安田J1リーグ:2024年4月27日)
- Jleague刑事 2024/04/26 07:14
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昨季、明治安田J2で熾烈な昇格争いを制した磐田と町田が、今季はJ1を舞台に火花を散らす。
昨季は1勝1分で町田に軍配が上がった両者の対決。磐田としてはその悔しさが刻まれている。また、ここまでは3勝1分5敗で14位の磐田に対し、町田は6勝1分2敗で首位。小さくない差をつけられている現状もある。
昨季のリベンジ、さらには首位撃破という思いも入り混じる中、前節・福岡戦でケガから復帰し、町田との前回対戦で終了間際にゴールを決めた松原 后は、今節に懸ける思いをこう口にする。
「(今季の町田は)本当に強いと思うし、したたかさを結果で示している。去年よりもさらに選手の質も強度も上がっていると思うので、その中で自分たちが去年の雪辱を果たすために、もう1回去年を思い出して、自分たちを奮い立たせて戦いたい。戦術どうこうよりもそこが大事になると思っている」
町田は昨季から戦い方自体に大きな変化はないが、前節・FC東京戦でゴールを決めているナ サンホ、オ セフンといった前線の韓国籍コンビや、ゴールにカギをかける昌子 源やドレシェヴィッチ、谷 晃生など新戦力が順応。昨季以上に「個の能力が全体的にグレードアップしている」(磐田・松本 昌也)。
ただ、それは磐田も同じだ。横内 昭展監督体制2年目を迎えたチームで、新戦力のマテウス ペイショットや平川 怜が試合ごとにフィット。ここ数試合ボランチで先発している藤原 健介やCBの森岡 陸ら、期待の若手たちが試合に絡み始めている。
特に昨季は度重なるケガに悩まされてきた森岡は、17日から行われた中2日の公式戦2連戦にフル出場できたことで「体的にも慣れることができたし、心にも余裕ができたことが良かった」と手ごたえを口にする。194cmの大型ストライカー・オ セフンの高さを生かす町田の戦い方を踏まえた上で、「僕の特長である対人のところでやらせなければ絶対に勝てる。エースを止められるようにやっていきたい」と鼻息も荒い。空中戦や球際といった選手個々の強度が求められる局面の攻防でどちらが上回るかが、主導権を握る上でのポイントになる。
その局面を譲らないためにも、磐田に求められるのは準備の早さだ。「(町田は)無駄な横パスをするのであれば、前に行こうというのをチームとして徹底している。つい休みがちになってしまうような瞬間でも、必ず前に入ってくる準備をしておかなければいけない」(横内監督)。
昨季の町田戦では相手のプレッシャーの強度に対し、サポートを作るところでの準備で上回れず、ボールをつなぎ切れずに苦い経験を味わった。今節は磐田にとって昨季からの進化を示し、雪辱を果たす一戦になる。
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