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「ブーイングは彼のベストを引き出している」大谷翔平の“自然体”に米メディアも賛辞 ブルージェイズファンを「あっという間に黙らせた」

  • 記録師 2024/04/28 10:26
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「因縁の相手」との対戦も大いに関心を集めている。  ドジャースの大谷翔平は現地時間4月26日(日本時間27日)からのインターリーグ3連戦、敵地でのブルージェイズ戦に出場しており、初戦では7号本塁打を記録するなど存在感を放っている。  ブルージェイズは大谷がFAとなっていたオフ、ドジャースと共に最後まで移籍の可能性が囁かれ、一時は契約を結ぶため、「トロント行きの飛行機に乗った」と報じられる騒動にまで発展した。  最終的に大谷はドジャース入りを果たし、ブルージェイズ移籍は幻に。そのため、今回の3連戦では、オフの大谷加入に期待を膨らませていた、多くのブルージェイズファンの反応も注目を集めた。  予想通り、ロジャースセンターのファンからブーイングで迎えられた大谷だったが、その中で初戦、最初の打席でホームランを放ち、2戦目も大谷のキャリア最速となる打球速度・時速119.2マイル(約191.8キロ)が計測されたタイムリーヒットで勝利に貢献。スタンドの声には、まったく動じる素振りもみせず、試合も2戦目までドジャースが連勝、貯金を今季最多の「7」に伸ばしている。  敵地の盛大なブーイングの中でも高いパフォーマンスを発揮する大谷には、米メディアも熱視線を送っている。  スポーツサイト『FANSIDED』では、第2戦終了後、大谷とブルージェイズのこのカードに至るまでの経緯を辿る記事を配信し、この2試合での大谷のスタッツなども紹介している。  同メディアは、「オオタニとジェイズを結びつける噂が本格的に盛り上がったのは、2度のMVP受賞者がトロント行きの飛行機に乗っているという報道が出た時だった」など、ブルージェイズが大谷の移籍先「最終候補」に残ったオフを振り返った。 「ジェイズファンは、自分たちを見捨て、代わりにスーパーチームに移籍したオオタニに激怒した」とドジャース入り決定後の反応も紹介。その上で、迎えた今季初対戦で「彼らはオオタニに不満をぶつける機会を得た」と綴っている。  だが、大谷がいきなり本塁打を打ったことで、「それは上手くいかなかった。ブーイングをあっという間に黙らせた」として、さらに「ダグアウトに戻った後、チームメイトたちから冗談交じりのブーイングを浴びた」として、その直後のやり取りなども記している。  同メディアは大谷について、「メガスターであるが故、行く先々で歓声を浴びることが多い選手だが、ドジャース入りしたことで、ブーイングを浴びるケースが増えるかもしれない」と指摘。その上で、トロントで記録した本塁打などに触れながら、「ブーイングは彼のベストを引き出している」などと、パフォーマンスを評している。  チームメイトと共に、ブーイングさえも楽しんでいたという大谷。本来の勝負強さも取り戻した「日本人スター」は、そのバッティングでチームの連勝に大きく貢献している。

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