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新潟vs広島の見どころ

  • プレビュー 2024/05/02 08:34
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ゴールデンウィーク真っただ中の5月3日、デンカビッグスワンスタジアムでは新潟と広島が対戦する。当日は22,000人以上の来場が予想されており、スタジアムのムードを含めて熱い試合になることが予想される。


ホームの新潟は、現在3勝3分4敗で14位。前節・FC東京戦では、今季初の連勝を狙った中で今季最多の3失点を喫して1-3で敗れた。昨季から築いてきた堅守を、あらためて見直すきっかけとなった。


ここまで10試合中8試合で先制を許しており、その一方で先制した2試合はいずれも1-0で勝利。鳥栖との開幕戦(2○1)のみセットプレーで逆転ゴールを奪えたが、それ以外はリードした相手が余裕を持って守備をするようになり、中央を固められて苦しむ展開となっている。そんな中でも、崩しにこだわることなくミドルシュートを狙い、個人の突破で得たセットプレーからも得点を奪ってはきている。今季はクロスからの攻撃にも取り組んでおり、前節は藤原 奏哉のクロスから早川 史哉のヘディングゴールが生まれている。


前節を振り返り、松橋 力蔵監督は「3点を取られたら、やっぱり難しい」と受け止めたが、それ以上に気になったのは「ちょっと元気のないゲーム」と感じたこと。オフ明けのチームミーティングでは「首位とは勝点7差で(3位の)広島とは勝点6差。1勝することで景色が変わる位置にいるのに、元気がないのはもったいない」(松橋監督)と、今節に向けて良い雰囲気で練習に臨むよう、モチベーションを高める声がけを行った。


練習後には選手同士が自然と集まり、あちこちで話し合いの輪が生まれていた。悔しい敗戦を糧に、改善へとつなげていく。


注目選手は、ここ2試合途中出場で存在感を放っている小野 裕二。昨季は鳥栖のエースとしてJ1で9得点を挙げたFWは「勝つためには何が必要か」を常に考え、点を奪うために最前線で体を張る。チームの熱量をも引き上げるような熱いプレーは必見だ。


アウェイの広島は、ここまで4勝6分の3位。リーグ唯一の負けなしで勝点を積み上げてきている。総得点はFC東京の17得点に次ぐ16点でリーグ2位。失点はリーグ最少タイの『7』に抑えている。


前節・川崎F戦は、エース・大橋 祐紀の今季7ゴール目で先制したが、後半にミスから立て続けに2失点。しかし、逆転された直後に加藤 陸次樹の今季初ゴールで同点に追いつく。23本ものシュートを放った一戦は、川崎FのGK上福元 直人の好セーブが光り、2-2の引き分けに終わった。


負けなしではあるが、ここ3試合は引き分けが続いている。首位・C大阪とは勝点1差。復帰したマルコス ジュニオールとピエロス ソティリウ、待望の1点が生まれた加藤らが勢いをつけ、4試合ぶりの勝利を収められるか。


「広島さんは個々の選手がエネルギッシュで、攻撃も力強く粘り強い。そこを上回る守備をするためには、僕たちも粘り強く、一つひとつの球際で負けないことが重要になる」と警戒するのは、毎試合ビッグセーブでスタジアムを沸かせている新潟のGK小島 亨介。大迫 敬介との日本代表GK対決にも注目したい。


ゴールデンウィーク中ということもあり、スタジアムEゲート前のスワンパーク人工芝グラウンドでは『ファミリーフェスタ』と題し、縁日まつりや水鉄砲バトル、キングアルビくんのふわふわドームなど、親子連れで楽しめるアトラクションが盛りたくさん。カナールステージ『ミヨッテ』では、新潟の高木 善朗の父で、野球解説者の高木 豊氏のトークショーを開催。暖かな陽気の中、早めに出かけて試合前から楽しむことをおすすめしたい。

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