FC東京vs京都の見どころ
- Jleague刑事 2024/05/03 00:04
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ゴールデンウィーク真っただ中の味の素スタジアムで行われる明治安田J1第11節。ともに前節はアウェイで勝点3を挙げているFC東京と京都が、連勝を懸けて激突する。
ホームのFC東京は現在勝点15で8位。首位・C大阪、2位・町田との勝点差は『4』と大きな差はなく、連勝を飾って上位浮上を狙う。前節・新潟戦は会心の勝利を収めた。前半は新潟のビルドアップを妨げることに苦労し、守備の時間を長く強いられた。それでも我慢強く戦い、前半終盤に鮮やかな高速カウンターから仲川 輝人が先制点を挙げると、その得点をアシストした白井 康介が、後半開始早々にミドルシュートを突き刺す。さらに、負傷明けのディエゴ オリヴェイラにも今季初ゴールが生まれ、昨季は苦手としていたアウェイゲームで貴重な勝点3を獲得した。
その勢いをホームでさらに加速させたいところだが、実は今季のFC東京は味スタでは未勝利が続いている。4月上旬にあった国立競技場でのホーム2連戦においては浦和、鹿島という難敵を破ったが、味スタでは4試合を戦って2分2敗(※第8節・東京V戦はアウェイゲーム)。味スタに集うファン・サポーターといまだ勝利の瞬間を共有できていない。
わずか3勝と苦しんだ昨季と違い、今季ここまではアウェイの成績が安定しているだけに(2勝2分1敗)、ホームで結果がついてくれば十分に上を目指せる状況にある。
現在、U-23日本代表に荒木 遼太郎、松木 玖生、野澤 大志ブランドンの3選手が招集されており、そのほかにも特に攻撃陣に負傷者が目立ち始めているが、間違いなくピーター クラモフスキー監督が掲げるスタイルの浸透は進んでおり、指揮官が常々口にする「誰が出てもいいチーム」になりつつある。約2週間ぶりのホーム・味スタでの一戦で“今季初勝利”をつかみ、勢いを加速させたい。
一方の京都は現在17位に低迷しているが、前節・神戸戦で7試合ぶりの勝点3となる、今季2勝目を挙げた。内容としては劣勢の時間も長かったが、GKク ソンユンがPKストップを含むファインセーブを連発するなどして失点せずにこらえると、後半にCKから原 大智が今季2ゴール目となる豪快なヘディングシュートを決め、これが決勝点となった。
苦しみながらもつかんだ勝点3の価値をさらに大きなものにできるかは、今節の結果次第。アウェイ連戦になるが、ここで今季初の連勝を飾れれば一気に浮上の兆しが見えてくるかもしれない。前節のヒーローである原にとって、アカデミー時代から育ったFC東京は古巣。慣れ親しんだ味スタで強烈な“恩返しゴール”が期待される。
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