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福岡vsG大阪の見どころ

  • Jleague刑事 2024/05/03 00:20
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13位の福岡は明治安田J1第6節で鹿島に1-0で勝ったあと、第7節・名古屋戦から前節・東京V戦まで4試合連続ドロー。勝ち切れないという言い方もできる状況だが、チーム内にネガティブな雰囲気はない。


長谷部 茂利監督は「どのチームも粘り強く戦うことができているのではないか。逆に大勝するチームが少ないように思う」と、今季のJ1で引き分けが多いことに触れ、そういうリーグ状況を踏まえて「勝点を取れていないわけではなくて、(ここ4試合で)しっかりと4ポイントを取れている。反省しなければいけない点はあるにしても、いまの状況をネガティブには捉えていない」と話している。


確かに、昨季のJ1第10節終了時点で5試合以上引き分けていたのは湘南のみ。対して今季は最多7試合の東京Vを筆頭に、6試合の福岡と広島、5試合の柏と、計4チームが5試合以上の引き分けを記録している。昨季はJ2への降格が1チームだったのに対し、今季は3チームとレギュレーションの変化も影響しているのか。いずれにしても今季の現状を考えれば、長谷部監督の言うとおり、引き分けによる勝点1の獲得の価値は低くはないと言えそうだ。


「スタイルを変えれば得点を取れる。でも失点も増える」と考える長谷部監督が5試合ぶりの勝利を手にするために、攻撃に重心を置いた戦い方にシフトすることはないだろう。これまでどおり堅守をベースにした戦い方で、勝利と勝点獲得を狙ってG大阪戦へ向かうことになるはずだ。


堅守実現に向けては、脳震盪の疑いにより第6節・鹿島戦から戦線離脱していた奈良 竜樹が前節で5試合ぶりに復帰したことはプラス材料。メンタル面でも頼りになる主将の復帰で東京V戦も3試合ぶりの無失点を実現しており、チームとしてもピリっと引き締まった印象だ。


攻撃に関しては出場した7試合で5ゴールと好調のシャハブ ザヘディに加え、東京V戦では、昨季9月に左ひざを負傷し、長期離脱となっていた佐藤 凌我がリーグ戦復帰。前線でボールを収め、周囲の選手を生かし、最後は自らがゴール前に入り込むといった、負傷前の好調時を思わせるプレーを披露した。勝ち切るための攻撃のパワーアップも期待できる状況にある。


一方のG大阪は、前節・鹿島戦を1-2で落として連勝が『2』で止まった。そのゲームの終了間際には守備の要である三浦 弦太が負傷交代。その状況が気になるところだ。一方で坂本 一彩が3試合連続ゴール中と好調。ウェルトンが坂本の得点を2試合連続でアシストするなど、明るい材料もある。ここまで4勝3分3敗と勝利が先行している状況でもあるため、気持ちをうまく切り替えて今季二度目の連敗は回避したいところ。


昨季の同カードの対戦は1勝1敗。ベスト電器スタジアムで行われたゲームは山岸 祐也(現・名古屋)のゴールで福岡が先制したが、G大阪が前半のうちにファン アラーノと三浦のゴールで逆転し、そのまま勝利を収めている。さて、今回の結末やいかに。

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