ともに前節から先発メンバーを１人入れ替えてこの試合に臨んだ。ホームの仙台は、中島 元彦を前線に置いてスタート。対するアウェイの山口は、キム ボムヨンをCBで先発起用した。

コイントスの結果、コートを入れ替えてキックオフ。互いに自陣でのプレッシャーが激しく、堅い展開に。だが、試合は思わぬ形で動く。20分、右から切れ込んだ吉岡 雅和のシュートを池上 丈二がワンタッチで軌道を変えると、これが仙台の選手に当たって軌道が変わり、ゴールラインを越える形に。池上のゴールで山口が先制する。

追加点を狙う山口は28分、CKから板倉 洸がシュートを放つが、これは右に外れた。その後も勢いに乗った山口が積極的にシュートを狙うも、仙台も踏ん張りを見せる。盛り返した仙台は攻勢を強め、45＋２分に長澤 和輝のクロスに中島 元彦が頭で合わせてゴール。１－１で前半は終わった。

後半は開始早々に山口が新保 海鈴のクロスから決定機を作るが、これはGK林 彰洋に止められた。仙台もカウンターで応戦。64分、長澤のロングパスからオナイウ 情滋が飛び出したが、１対１はGK関 憲太郎に止められた。さらに仙台は81分、石尾 陸登のクロスに途中出場の真瀬 拓海が合わせたが、これは上に外れた。

山口は５バックで耐えていたが、90＋２分だった。仙台の途中出場・名願 斗哉がドリブルで仕掛けると、ペナルティーエリア内で倒されてPKに。これまた途中出場の中山 仁斗がキッカーを志願して蹴り込み、90＋４分に逆転。仙台が３試合ぶりに歓喜のときを迎えた。