横浜FMvs磐田の試合結果・データ

  • Jリーグデータ 2024/05/04 09:11
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ゴールデンウィークらしい五月晴れの下、開催された明治安田J1第11節。横浜FMは前節・C大阪戦から最終ライン全4人を含む7人を入れ替える。主将・喜田 拓也が3試合ぶりに復帰したほか、CBにはエドゥアルドと畠中 槙之輔が選ばれた。対する磐田は前節・町田戦から1人のみの変更にとどめ、右SBに植村 洋斗を2試合ぶりに起用した。


立ち上がりは磐田が連続でCKを獲得し、平川 怜が立て続けにシュートを放つなど押し込む。それをしのいだ横浜FMの反撃は5分。植中 朝日を起点としたカウンターを発動すると、最後はエウベルのクロスにアンデルソン ロペスが飛び込むが、枠に飛ばせない。


その後はボールを握る横浜FMが[4-4-2]でコンパクトにブロックを組む磐田を攻略しようとする構図が続くものの、横浜FMのミスが多く、こう着状態に陥る。それでも22分、エドゥアルドのロングフィードから永戸 勝也が抜け出してクロス。そこに植中が飛び込むも、ネットを揺らすまでには至らない。前半終盤にかけては41分にヤン マテウス、45分にアンデルソン ロペスがフィニッシュシーンを迎えるなど徐々にゴール前の場面が増えていく。


両者ともにメンバー交代なしで入った後半、最初にビッグチャンスを迎えたのは横浜FM。49分、永戸、エウベルとつなぎ、中央でグラウンダーのクロスを収めたアンデルソン ロペスが左足を振るが、シュートはGK川島 永嗣の正面を突く。先にベンチが動いたのも横浜FM。59分、肘を痛めたエウベル、植中、喜田を下げ、渡辺 皓太、天野 純、宮市 亮を投入する。


直後に磐田も2枚代えで対抗するも、3枚代えの横浜FMの勢いが上回る。すると、64分に先制点。右サイドでボールを受けたヤン マテウスがアンデルソン ロペスにピンポイントクロスを供給。そこからのヘディングシュートは、一度は川島にセーブされるが、その跳ね返りにいち早く反応したアンデルソン ロペスが押し込んで均衡を破る。


1点をリードした横浜FMの勢いは増し、ヤン マテウスがドリブルからシュートに持ち込むなど、追加点を狙う姿勢を鮮明にする。72分の好機ではスルーパスに抜け出した宮市が1対1になりかけるもタッチが大きくなり、チャンスをつぶしてしまう。


すると、磐田がワンチャンスをモノにする。84分、落としたボールを受けた上原 力也がダイレクトで中央にボールを送ると、マテウス ペイショットが頭で流し込んで同点に追いつく。


後半アディショナルタイムにはカウンターから水沼 宏太がGKとDFの間に高速クロス。ファーから宮市が飛び込むも川島がセーブ。その後、副審のフラッグが上がり、オフサイドの判定となる。その後も勝ち越しゴールは生まれず、1-1の痛み分けに終わった。


「悔しさやフラストレーション、歯がゆさを感じる」(横浜FMのハリーキューウェル監督)、「自分たちにとっては大きな勝点1」(磐田の横内 昭展監督)。同じ勝点1ではあるが、両指揮官の捉え方は対照的だった。

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