２位・長崎が、９位・秋田をトランスコスモススタジアム長崎に迎えた明治安田Ｊ２第13節。次節まで中２日のハードスケジュールも考慮してか、両チームとも前節から先発４人を入れ替えて臨んだ。

長崎はGKと最終ラインはそのままに、中盤から前を変更。瀬畠 義成、澤田 崇、松澤 海斗、フアンマ デルガドがスタメンとなった。瀬畠、澤田は今季リーグ戦初スタメン。対する秋田は、蜂須賀 孝治、小柳 達司、藤山 智史、青木 翔大がスタメンに名を連ねた。

積極的な入りを見せたのはホームの長崎。最終ラインを起点に、両サイドを突いてゴールへ迫る。14分には中央に進入した米田 隼也が絡み、最後はフアンマ デルガドがシュートを放ったが、これは枠外。秋田は得意のロングスローやCKから反撃を試みる。

先制に成功したのは秋田。25分、ショートコーナーからクロスを上げて折り返すと、ボールは長崎のDFに当たってゴールに吸い込まれた。さらに31分にはゴール前で佐藤 大樹がシュートを放ったが、これは枠の上へ。長崎も秋田のCKからロングカウンターを繰り出し、米田がシュートに持ち込むも、同点とはならず。前半は秋田が１点リードで折り返した。

55分、長崎はエジガル ジュニオと笠柳 翼を投入。さらに65分にはマルコス ギリェルメ、山田 陸もピッチに送り、フアンマ デルガドとエジガル ジュニオの２トップに近い形で得点を目指す。

すると73分、自陣からつないで背後を突くと、マルコス ギリェルメが流し込んで同点に追いつく。さらに76分には、フアンマ デルガドの抜け出しから最後はエジガル ジュニオがこぼれ球を左足でねじ込み、一気に逆転に成功した。

しかし、秋田も81分、大石 竜平がペナルティーエリア手前で右足を振り抜くと、ポストを叩いてネットを揺らし、再び同点に。

その後、両チームとも最後まで３点目を目指したが、２－２で終了。勝点１を分け合う形となった。