
神戸vs新潟の見どころ(明治安田J1リーグ:2024年5月6日)
- Jリーグデータ 2024/05/05 09:14
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前節・名古屋戦の勝利によって、順位を2位に上げた昨季王者の神戸。ノエビアスタジアム神戸で新潟を迎撃する明治安田J1第12節は、第5節・札幌戦以来のホーム戦勝利を目指す一戦だ。アウェイに乗り込む新潟は順位こそ15位だが、前節で上位の広島に1-1で引き分けるなど、粘り強い戦いを見せている。ゴールデンウィーク最終日、持ち味がぶつかり合う熱い90分が期待できそうだ。
前節、アウェイに乗り込んで名古屋と対戦した神戸。後方からのロングフィードを駆使して大迫 勇也や武藤 嘉紀の特長を生かすことは攻撃の定型だが、名古屋がそれを消すような守備をしてきたのが印象的な試合だった。
前線からのプレスにこだわりを見せず、5バックのコンパクトな組織を作って容易にボールを入れさせない名古屋。それでも神戸は随所に効果的なビルドアップを見せた。山川 哲史から落ちる大迫に良いタイミングで縦パスを通し、素早いサイドチェンジからクロスを供給。さらに汰木 康也が巧みに縦パスを引き出し、斜めのスルーパスを受けた武藤が大迫にラストパスを送るなど、突破口を探っていった。
40分に山口 蛍が挙げた先制ゴールはセットプレーの流れから生まれたが、ディフェンシブな相手に対して焦れずに攻め続けたことが先制点につながったとも言えるだろう。後半は一転、相手に攻め込まれる時間が長くなったが、GK前川 黛也や山川らを中心に無失点でしのぐ。そして、終盤に大迫が決定的な2得点目を挙げた。90分というゲームを俯瞰的に捉えて、必ずある勝機を着実にモノにする、戦術的にも戦略的にもオーガナイズされた価値のある1勝だった。
一方、新潟も前節は好ゲームを演じている。優勝候補の一角である広島をホームに迎えると、攻守ともに前に鋭く仕掛ける相手に対して、臆することなく体を張った守備ではね返し、後方からボールを運ぶスタイルを実施。速攻と遅攻を織り交ぜながらチャンスを作った。
33分に早川 史哉が一発退場し、早いタイミングで数的不利に陥ったが、そこからの粘りは秀逸。集中した守りで耐え、70分にCKから先制点を奪われたものの、後半アディショナルタイムに起死回生の一撃を決める。自陣でボールを奪ってカウンターを仕掛け、最後は高木 善朗が押し込んだ。苦境に立たされても試合をあきらめない姿勢が実を結んでおり、新潟にとっても価値の大きな一戦だった。
昨季の両者の対戦は神戸がホームでスコアレスドロー、アウェイで1-0の勝利。いずれの試合も両者譲らぬ好ゲームを演じており、今回もちょっとしたスキが命取りとなる集中力の高い一戦になることは確実だろう。マッチアップの構図を見通せば、かわすか、捕まえるか。神戸自慢のハイプレスと新潟の巧みなビルドアップのぶつかり合い、反対に神戸のフィード戦術に対して新潟がどのような守備で対峙するかも見どころ。前節から中2日であることやともに出場停止の選手がいることを踏まえると、フレッシュな戦力の活躍にも期待したい。
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