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いわきvs山口:確立しつつある立ち位置。いわきは再び“街道”へ出られるか

いわきvs山口:確立しつつある立ち位置。いわきは再び“街道”へ出られるか

  • Jleague刑事 2024/05/11 02:34
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昨季の明治安田J2ではいわきが18位、山口が20位と、シーズン最後まで残留争いを強いられた2チームが今季、春先の連戦期間を乗り越えて上位争いに参戦している。現在、いわきは4位、山口は7位。両チームともに得点の多さと失点の少なさでもリーグ上位だ。引き続きいまのレベルを落とさないことが、トップハーフ定着のポイントになるだろう。勝点差は『2』であり、今節の結果によっては順位が入れ替わる。


山口は志垣 良監督が今季就任し、ここまで一貫して[4-4-2]を採用している。以前に八戸、FC大阪を指揮したときの教え子である、今季加入の板倉 洸や相田 勇樹がJ2の水に慣れて先発に定着しており、新保 海鈴や田邉 光平、若月 大和など若い選手の台頭も目覚しい。


前々節・仙台戦ではショッキングな逆転負けを喫したが、ホームに戻って臨んだ前節・山形戦は、芝に水が浮くピッチコンディションに屈せず、新保と若月の得点によって2-0で勝利した。


ここ最近勝利した試合は無失点に抑えられていることが特徴だ。課題としては、連勝がいまだできていないことが挙げられる。これから勝点を増やしていくために、1つ乗り越えたい壁でもある。


対するいわきは前々節・千葉戦でJ2昇格後初の3連勝を達成。その勢いをさらにつなげたかったが、中2日で迎えた前節のアウェイ・愛媛戦は悪天候が試合運びに大きく影響したこともあり、スコアレスドローでの決着となった。


これから週1回の公式戦サイクルに戻り(天皇杯開催週を除く)、フレッシュな状態で臨めることで、よりいわきらしい形が出てくるだろう。得点に関わるデータは良い数字を残しているが、さらに攻撃力の強化を図っていくことを田村 雄三監督は示唆している。4試合連続無失点と守備の堅さも示しており、この数値と得点数が増えていけば、いわきの強さをJ2で確立することができる。


「強いチームはホームで負けない」(田村監督)ことを示し、再び“勝利の街道”を歩んでみせる。

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