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川崎F3-0札幌

  • Jリーグデータ 2024/05/12 03:55
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鬼木 達監督が率いて8シーズン目の川崎Fと、ペトロヴィッチ監督が率いて7シーズン目の札幌。その間、攻撃的なサッカーを標ぼうし続けてきた両者は、この試合も自分たちの良さを出すべく攻撃を仕掛けていった。


その中で、15分あたりから札幌が相手陣内でのプレー時間を増やし、ゴールに迫っていく。


20分にはCKから浅野 雄也がヘディングシュートを放つが、GK上福元 直人のセーブに阻まれる。21分には菅 大輝のクロスから鈴木 武蔵がワントラップしてボレーシュートを放ったが、上福元の正面に飛んだ。25分にもチャンスを作り、スパチョークが左サイドから右足アウトで入れたグラウンダーのクロスを鈴木が今度はワンタッチで合わせるが、枠の左に外れた。


こうして札幌が押し込む時間が続いたが、1人の選手の圧倒的なプレーが状況を変える。


30分、バフェティンビ ゴミスが相手を背負いながら驚異的なフィジカルでボールをキープし、右サイドに展開。そこから細かくパスをつなぎ、最後は遠野 大弥の斜めのパスをまたも相手を背負いながら受けたバフェティンビ ゴミスが、ターンで一気にマークを外して右足でシュート。ボールはゴール左に突き刺さり、劣勢とも言えた川崎Fが個人の力で先制に成功した。


その後は両者がゴール前にボールを運ぶ一進一退の攻防が続く中、札幌はサイドの裏を突いて決定機を作る。38分、40分と続けて近藤 友喜が右サイドを抜け出してチャンスを迎えたが、前者のヘディングシュートは枠を捉え切れず、後者のループシュートは上福元の頭を越えながらもゴール寸前で大南 拓磨にクリアされてしまう。


すると、川崎Fが反撃する。43分のマルシーニョのジャンピングボレーは枠を捉えられなかったが、その直後、遠野が左サイドから斜めに入れたボールを、バフェティンビ ゴミスが相手を背負いながらワンタッチで落とす。走り込みながら受けた遠野がペナルティーエリア内左からマイナスのパスを送ると、バフェティンビ ゴミスがワンタッチでシュート。これがゴール右に決まり、リードを2点に広げた。


さらに、45+1分には家長 昭博の浮き球のパスをペナルティーエリア内に抜け出しながら受けたマルシーニョがGK菅野 孝憲に倒され、PKを獲得。キッカーのバフェティンビ ゴミスは、冷静に菅野の位置を見ながらゆるやかにゴール中央上に決めた。バフェティンビ ゴミスは加入後初ゴールを決めてから、前半だけでハットトリックを達成した。


3点差で始まった後半、札幌は家泉 怜依と鈴木に代わって岡村 大八とキム ゴンヒがピッチへ。3バックの中央とセンターFWを代えて反撃を試みたが、主導権は川崎Fへ。札幌は前半のように攻撃を仕掛けられない。


川崎Fは空中戦での接触により大南が脳震盪の疑いで交代するアクシデントがあったものの、その交代枠も含めてフィールドプレーヤーの交代カードをすべて使い切り、札幌にチャンスらしいチャンスを作らせずに試合終了を迎えた。


川崎Fはホームゲームで2試合続けて3得点での勝利を収め、5試合無敗として15位から11位に浮上。一方の札幌は連敗。明治安田J1第7節・G大阪戦で勝利してから4戦連続引き分けで5試合負けなしだったはずが、直近2試合での連敗により6戦勝利なしとなってしまい、最下位から抜け出すことはできなかった。

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